「爪にゴミがたまる」
これはソックスを履く世の男性の宿命と思っていた。
この仕事を始めてから、この宿命はそれほど多くの
男性のそれではないと実感。
ではなぜ自分の爪はゴミで黒くなるのか??
ずっと疑問だった若き日のわたし。
そんな私があることをきっかけに
全くゴミがたまらなくなったのである。
変化のきっかけとは「インソール」。
私は浮指であり、歩行時に後ろ足が地面を
蹴り返した瞬間から前に着地するまで、
拇趾は浮いて靴の上部にあたっていた。
※子供のころ病院で大きなスリッパを
脱げないように必死に指先が反って
支えていたイメージ。
インソールによりアーチが下支えされ、
趾は下方に降りる。
必然、蹴り返した瞬間から浮きなく
靴底にぴったりくっついたままの
歩行スタイルが、ソックスの繊維を
巻き込むことなく正しくあおり歩行となった
その結果と推測。
そして、、
愛用の五本指ソックスも以前は拇趾爪先から
穴があいてオシャカだったのが、
拇趾趾腹が擦り切れて穴があくまで、爪先端に
穴が開くことは”全く”なくなった。
(全く、開かない。これには心底驚いた)
足のメカニズムって神秘的であり
奥が深くもありとにかくおもしろい。
この仕事に転職した若いころのわたしに
「よくぞ選んだ!」と声をかけたやりたいものだ。
若人よ、フットケアは面白いぞ!
(スクールで待っています)






