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総合病院の看護師からフットケアサロンのオーナーへ ~正しいフットケアを伝える活動も~

大内 のり子さんにお話をお聞きしました!
つめきりん オーナー)

大内のり子さんは、兵庫県丹波篠山市でドイツ式フットケアサロン「つめきりん」を運営。
看護師としての29年間の臨床経験とJPポドロジー技術で、足のお悩みを持つ方に熱心に関わっています。
また、医療現場でフットケアを行っている方や、これからやってみたいと興味をお持ちの方へ、正しいフットケアを伝える活動も行っています。
関西下肢救済 foot labo in 姫路 JPポドロジースクール卒業生 大内 のり子様 登壇

スクール事務局

前職はどのようなお仕事でしたか

のり子さん

総合病院の看護師として29年間働いていました。
外科・整形外科・内科・小児科・産婦人科・ER・外来化学療法・人工透析と色々な科を経験しました。

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フットケアを学ぼうと思ったきっかけは

のり子さん

病院に勤務していた時の、ある患者さんとの出会いがきっかけです。
手術前の準備の際、患者さんが靴下を脱ぐと親指の爪が横を向いて5センチ程伸びていたんです。あまりの爪の変形に看護師もみんなひるんでしまって切れません。その時にたまたま来てくださった元看護部長さんがフットケアを勉強されていて、きれいに切ってくださったんです。
すると同じ病室にいた患者さん達が「実は私も・・・」と口々に足のお悩みを打ち明け始めたんです。それを見て「足のお悩みって言わないだけで実はみんなあるんじゃないか、フットケアを勉強すれば困った人のお役にたてるかも、勉強してみたい。」と思ったのがきっかけです。

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当スクールを選んだ理由は

のり子さん

JPポドロジースクールのホームぺージに書かれていた中村学長の言葉です。早く技術が習得できると謳ったホームページが沢山ある中、お客様の足を大切に思う気持ちが伝わって、是非この先生から学びたいと決めました。

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フットケアをお仕事にしようと思った理由は

のり子さん

あの時の患者さんは運良く専門の技術をもった人にケアしてもらえたけど、なかなかそんな機会はないのではないか...じゃあ病院を出てフットケアのサロンを作ろう!と決心しました。

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開業された時期はライフスタイルにおいてどんなタイミングでしたか

のり子さん

ちょうど更年期で身体が辛い時期でした。特に夜勤が辛くていつまで看護師の仕事ができるだろうと体力の不安がありました。でも、看護の仕事は天職とも思っていて、これまでの看護師の経験を生かしつつ人のお役にたてる仕事って何があるだろうとぼんやり考えていた時期でした。

スクール事務局

つめきりん様はどんなお店ですか

のり子さん

開業当時から『いつまでも自分の足で歩こう』を理念として、表面に表れたトラブルを改善するだけでなく、その原因を探って根本的な解決を目指しています。
丹波篠山市の古い町並みの中にあって、施術中は窓から見える山の景色を眺めながらお悩みをお聞きしたり、楽しくお話しながらゆっくりリラックスした時間を過ごしていただいています。

スクール事務局

どんなお客様がいらっしゃいますか

のり子さん

小学生から90歳以上の方まで幅広くいろんな年代の方がご来店されます。足のお悩みを抱えている方で、どこに行っても治らないとお困りの方や、将来の足のトラブル予防として通ってくださる方など、目的も様々です。

スクール事務局

やりがいや楽しいと感じることはどんなことですか

のり子さん

お客様のお悩みが解決できた時です。「どこに行っても治らなかったのにここに来て治った」と喜んでいただけるのが何より嬉しいです。

スクール事務局

これまでのサロンケアで印象に残っているエピソードがあれば教えてください

のり子さん

印象に残っているお客様は沢山いらっしゃって迷いますが、90歳の男性のお客様です。爪が切れず伸びてしまって足が痛くてまともに歩けないとご来店されましたが、お爪を整えて痛みがなくなりとても喜んでいただきました。その後、関東にお住まいのお孫さんのお家に遊びに行く事が出来たとご家族の方と一緒に報告してくださり「この歳だし夢は叶わないと諦めていた。つめきりんさんに出会えた事が今年一番の嬉しい出来事です」と言っていただき涙が出るほど嬉しかったです。

スクール事務局

今後お仕事で、展望や望んでいることはありますか

のり子さん

足のお悩みを抱えている人は沢山いるのに、安心してフットケアを受けられる場所がとても少ないと感じています。また正しいフットケアについてもまだまだ一般の人には知られていないです。この現状を少しでも変えたいなと考えています。

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普段の生活の中で気を付けていることがありますか

のり子さん

看護師時代に比べると運動量が減ったのでランニング等、意識して体力作りをしてます。あとは楽しく感謝して過ごせるようにって思ってます。

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お休みの日はどんなことをされていますか

のり子さん

ゴロゴロしてるのがもったいないので、出かける事が多いです。お買い物に出かけたり、お友達とカフェ巡りしたり、看護師時代は寝てばかりでしたから、今は充実しています。
勉強を始めると、足や足の爪に悩みを抱えている方がとても多いことを知ります。体のメンテナンスのひとつとして悩みのある方もない方も、多くの方に知ってもらえるようにサロン勤務で経験を積みたいです。